
デートのたびに、小難しい話題をよく振ってこられて難儀しました。
例えば、目の前を白い犬が歩いていて
私が「あ、白い犬、かわいいね~」となにげに言うと
「どうして白いって言えるんだ?」と元彼が質問してくる。
いや、あれは誰がどう見ても白いんですが・・・と言うと
「それはお前の主観的な判断であり、相対的に言うと云々、眼というフィルターを通すと色彩的には・・・そもそも・・・」と
自分の語り口に酔いながら小一時間、オレ様の芸術論が続く。
よくよく聞くと、彼は、社会人から美術系の短大に進学し、中退したアートちゃんだった。
最も冷めたのは、短大の授業で制作したという絵本をプレゼントされたとき。
「オレの宝物」っていうから、どんなにスゴイ絵を描くんだろう?とすっごい期待したが
芸術がわからない私でもびっくりするほど下手だった。
例えば、目の前を白い犬が歩いていて
私が「あ、白い犬、かわいいね~」となにげに言うと
「どうして白いって言えるんだ?」と元彼が質問してくる。
いや、あれは誰がどう見ても白いんですが・・・と言うと
「それはお前の主観的な判断であり、相対的に言うと云々、眼というフィルターを通すと色彩的には・・・そもそも・・・」と
自分の語り口に酔いながら小一時間、オレ様の芸術論が続く。
よくよく聞くと、彼は、社会人から美術系の短大に進学し、中退したアートちゃんだった。
最も冷めたのは、短大の授業で制作したという絵本をプレゼントされたとき。
「オレの宝物」っていうから、どんなにスゴイ絵を描くんだろう?とすっごい期待したが
芸術がわからない私でもびっくりするほど下手だった。
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